愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置する標高1,982mの「石鎚山」、西日本で一番高い山。山岳信仰の山として知られており、日本でも珍しいお遍路の通り道でもあります。
また、石鎚山は“日本百名山”。 “日本七霊山”の一つでもある石鎚山は、山自体が神と崇められている神聖な山で四季折々の美しい自然が楽しめるほか、パワースポットとしても人気の場所です。
石鎚山登るまでの見どころ4選
山麓から山頂にかけて本社・成就社・土小屋遥拝殿・頂上社の4社が鎮座しており、この4社を総称して石鎚神社といいます。
1.口之宮 本社
西条市側の石鎚山麓に鎮座する「口之宮 本社」。広い境内に荘厳な雰囲気を漂わせる朱塗りの本殿、1831年に再建された祖霊殿、歌碑が点在する庭園「文学の森」などがあり、西条市街や瀬戸内海が見える眺望が広がっています。
2.中宮 成就社
標高1,450mの地に鎮座。頂上を目指していた役行者が、あまりの厳しさに諦めて下山しようとしていたとき、斧を研ぐ老人に出会います。
老人が斧を針にしようとしているのを聞き、「途中で諦めてはいけない」と修行に戻り、頂上へ登り着きました。成就社まで下山してきた役行者は山頂を仰ぎ、「わが願い成就せり」と言ったといい、これが成就社の名前の由来となっています。
3.土小屋遥拝殿
久万高原町側、石鎚スカイラインの終点、標高1,500mの地に鎮座。石鎚スカイライン沿いにある眺望ポイントでは、最高峰の天狗岳や名瀑・御来光の滝などを一望できます。
4.奥之宮 頂上社
「最高峰」といわれているのは、標高1,982mの天狗岳。晴れた日には四国の山々や瀬戸内海、九州地方まで見渡すことができます。雲が下から湧き出て山頂が空に浮かんでいるように見える神秘的な景観や、夕日に染まる神々しい山容に出会えることも。
春夏秋冬、四季折々の景色が楽しめるのも石鎚山の魅力の一つです。