愛媛県と高知県にまたがる尾根沿いに広がる「四国カルスト」。白い石灰岩がヒツジの群れのように見えるカレンフェルトやすり鉢型の窪地ドリーネなど、カルスト特有の景色が望める場所で、訪れる人々を癒してくれます。
四国カルストの魅力・観光スポット
晴れた日にはどこまでも続く四国連山が一望でき、雲の上の大パノラマが広がる「四国カルスト」のおすすめスポットをご紹介します。
天狗高原
愛媛県と高知県の県境にある高原で、季節の移り変わりと合わせて景色がガラッと変わることが特徴。この天狗高原内の「天狗の森」ではハイキングコースは全部で3つあり、それぞれ所要時間が異なるのでご自身のレベルに合わせたチャレンジができます。
春夏秋冬どの季節でも違った楽しみ方ができるのは非常に魅力的です。
五段高原
四国カルストの中心部に位置しており、日本で一番高く広く長いカルスト台地。最大の魅力は、石灰岩のかたまりである「カレンフェルト」や、すり鉢状の窪地である「ドリーネ」など、カルスト台地ならではの地形を存分に体感できます。
また、国有林内に存在するトチの巨木は、「森の巨人たち百選」にも選ばれるほどの立派な木で、五段高原に訪れた際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。
姫鶴平
四国カルストの東部に位置する「四国の屋根」とも呼ばれている酪農地帯。
緑の大草原に白い岩肌の石灰岩が点在し、春~秋までは放牧されている牛たちの風景を間近で見ることができます。また、素晴らしい景色を楽しめるコテージまであるので、のんびりと過ごしたい方にぴったりです
大野ヶ原
四国カルストの西部に位置する酪農地帯で、民家や牛舎・飼料を貯蔵するためのサイロ(倉庫)などがあり、実際に人が住んでいる小さな町です。
草原にいる動物たちと触れ合うことができるポニー牧場があり、全6種30匹の動物を飼育されているので、小さなお子様から大人まで楽しむことができます。
四国カルストには数多くの放牧・酪農地帯があるものの、動物たちと触れ合えるのは四国カルストの中でこの大野ヶ原だけなので、ぜひ足を運んでみてください。